皆さん、蚤とコップの実験をご存じでしょうか?
蚤のジャンプ力は2mを超えるといわれています。
では、蚤をコップに入れたらどのようになるでしょうか?
当然コップの外に飛び出してしまいます。
そこで、このコップに透明な蓋をするとどうなるでしょうか?
最初、蚤はこの蓋にぶつかってしまいますが、やがてぶつからない様に飛ぶことを制限します。
しばらくしてから、この蓋を外しても蚤は外にでることができなくなるというのです。
つまり、そこに蓋があると信じ込んでしまうのです。
我々も同じように、見えないなにかに制限され、
心にブレーキをつくっているのかもしれません。
本当は越えられるのに超えることができないと
信じ込んでいるだけなのかもしれません。
まずは、この心のブレーキに気づくことです。
気づくことにより、ヒビが入り
新しい自分を受け容れる準備ができるのです。
裸の王様が裸であることに
気づくのと同じように、
服を着るという
準備ができるのです。
では心のブレーキとなる信じ込みを見つけたら、
どのように処置していったらよいでしょうか?
蚤の実験には続きがあります。
外に飛び出さない蚤をもう一度ジャンプできるようにするためにはどうしたら良いでしょうか?
答えは、新しい蚤をもう一匹入れてあげることです。
この新しい蚤は当然外に飛び出すことができます。
これを見た飛び出さない蚤は本当の力を想い出し、外に飛び出すことができるようになるのです。
つまり、本来(未来)の自分を
想い出すことができれば、
心のブレーキとなっている信じこみを
取り払うことができるのです。
信じ込みは、過去の記憶である
五感と言葉からつくられます。
この過去の記憶を未来から振り返り、
新しい解釈へと変換し、
前進することができるのです。
こころにブレーキを持っている経営者の発言ベスト5
- 私は経営者に向いていない
- 景気が悪くて売上があがらない
- 出る杭は打たれる
- できるだけ税金を払いたくない
- 〇〇であるべき。○○でなければならない。常識から考えて~
- 人を雇うのは難しい 等々
蚤の実験からほかに
気が付けることがあります。
蚤は目指している蓋の手前までで
飛ぶのをやめてしまうように、
ゴールを設定するとその手前で
減速してしまいます。
例えば、野球の一塁ベースを
駆け抜けるとき、
一塁ベースを目指すと減速します。
5m先に目標を設定し、
駆け抜けることが
減速しないコツとなります。
つまり、目標を達成するためには、
目標の先に目標や目的を
設定することが大切なのです。